何かのきっかけで人にお礼をすることになる。
よくありがちなことですが、難しいのが、ある程度お年を召した一人暮らしの人にあげる場合です。
一人暮らしだと、食べ物をもらっても持て余しがちだし、
タオルや寝具はもう有り余るほどある、という訳で、
返って迷惑になりがちだからです。
そこで今日は、一人老後の方にあげて喜ばれる物のベスト5を、保坂隆さんの「人生の整理術」より、ご紹介します。
☆一人老後の人にあげて喜ばれる物ベスト5
1、博物館の友の会やパスポート。
国立博物館には、友の会制度がある。有効期限1年で、年会費は1万円。
東京・京都・奈良・九州の4つの国立博物館の平常展は何回でも、
特別展は計12回まで閲覧できる。
年間パスポートは、3000〜4000円。有効期限は1年間で、
年間に平常展を何度でも、好きな6つの特別展を1回ずつ観覧できる。
2、歌舞伎やコンサートのチケット。
親しい間柄に限るかも知れないが、雑談などで「○月の歌舞伎、観たいわ」などという
会話になったような場合、プレゼントする手はある。
相手の希望の演目、都合の良い日を聞いて手配することはいうまでもない。
3、旅先からの絵はがき。
旅行に出かけてもお土産はおたがいになし、と決めているシニアも多い。
だが、絵はがきは別で、ほんの三、四行程度でいい、旅先から絵はがきが送られて来ると、
静かな喜びがこみあげてくるもの。
4、手作りのジャムなど。
同じ手作りでも、人形や袋物など後に残るものは、正直あまり欲しくない。
高齢者どうしの贈り物は、使ってしまえば消えてしまう「消えもの」がいちばん。
5、地方の本当においしいもの。
地方にはまだまだ通常の流通ルートにのせない、あるいは地方だけに流通している
良質なものがあるようだ。
こうしたものは、質を求める老後には最適な贈り物かも知れない。