記憶力って、あればあるほど有り難いものですが、
年齢とともに、どうしても記憶力は衰えますし、忙しいと集中力が欠け、余計、記憶力が落ちます。
そこで、ビジネスマンには、ビジネスマン向けの記憶法がある、と言うのが、
ベストセラー作家の本田直之さんです。
本田さんのノウハウのポイントは、覚える本を3回繰り返し読み、
マーカーで色分けをして、効率よく覚えると言うシンプルなもの。
同氏の「レバレッジ勉強法」より、そのノウハウをご紹介しますので、
ぜひチェックしてみてください。
☆ベストセラー作家・本田直之さん直伝!「レバレッジ記憶法」の奥義
1、基本は1冊の本を3回繰り返し、記憶しづらいものを抽出して、頭に刷り込む記憶法である。
2、1回転目 まずは通読する。(理解度20%)
①最初は全体を俯瞰することが目的。何かしら頭に残っていればいい位の気持ちで最後まで読み通す。
②通読といっても、最初に1冊の本を分割し、時間の割り当てを決める。
③「重要なところ」にはマーカーで線を引きながら読んでいく。
1回目青マーカー、2回目は黄、3回目赤と色を変えて行う。
④通読の途中、区切りが付いたところで、過去問を解いてみると効果的。
3、2回転目 「覚えにくいもの」をあぶり出す (理解度50%)
①2回転目は「すでに頭に入っているものがある」状態なので、時間配分のピッチを上げる。
②全体の半分以上は理解することを目標に、前回とは違う色のペンで線を引きながら読む。
③1回転目で重要だと思って線を引いた箇所のうち、覚えられたものはそのまま読むだけにする。
④なかなか覚えにくいもの、全く覚えていないものは、もう一度、線を引く。
⑤二色の線が引かれているものは、記憶に残らなかった覚えづらいものと言うことになる。
4、3回転目 「重要かつ覚えにくいもの」を絞り込む。(理解度80%)
①通読と言うより、「二色で線が引いている箇所」に注意しながら読んでいく。
②そこが二回転の学習によってあぶり出された「重要かつ覚えにくいもの」なので、二色の部分だけ拾い読みしてもOK。
③三色の線が引かれたものが、三回転であぶり出され、最終的に絞り込まれたあなたの弱点となる。これは最終的な暗記のテクニックで覚える。
5、カード勝ち抜き戦 (理解度98%)
①レバレッジ記憶法で残った「覚えにくいもの」はカードに落とし込んでフォローする。
②レバレッジ記憶法とは、実はこのカード作りの準備である。
③覚えられなかった単語や用語を単語カードに書き、スキマ時間や二毛作時間を利用して見るだけ。
④コツは覚えたものからカードを抜いていくこと。つまりカード勝ち抜き戦である。
⑤最後にはどうしても覚えられないものだけ残るので、薄くなった単語カードを持って試験に臨めば、絞り込んだ「試験直前チェック」を簡単に行える。