問題解決のスピードが倍増する!内田和成さんの「仮説思考術」

最近の仕事はルーティンの占める割合が減るばかりで、
課題解決、問題解決の連続になっています。

 

そうすると、どうしても仕事に時間がかかる訳で、
以前のように、単純に事務作業を効率化すれば、仕事の生産性を上げられる訳ではありません。
もっと、本質的な問題解決のスピードそのものを上げる必要がある訳です。

 

そこで、ご紹介したいのが、元ボストンコンサルティング日本代表、
早稲田大学商学学術院教授の内田和成さんの「仮説思考」というノウハウです。

 

同名の書籍でも語られたノウハウですが、情報収集や分析を始めたばかりの段階で、
自分なりの仮説を立てて、課題解決を行う方法論です。
処理過程をショートカットするので、とにかく、早く課題解決できるのがメリットです。

今日は、「スピード仕事術」より、内田和成さんの「仮説思考術」をご紹介します。

 

☆内田和成さんの「仮説思考術」
1,仮説思考は紙にチャート図を描いて、実行するとやりやすい。
2,最初にテーマを書き、次に4P(製品、価格、流通、プロモーション)等のフレームワークを用いて、
  課題を解決するのに必要な要素をロジックツリーに書き出す。
3,要素はできるだけ漏れなくダブりなく書く(MECE)のが望ましいが、かといって、
  全ての要素を網羅しようと細かく考えすぎてもいけない。
  あくまで、仮説を立てるためのワンステップに過ぎないことを肝に銘じて、手早くやることが大切。
4,その中から筋の良さそうなものか、自分が一番大事だと思う部分に集中して考える。
  他の要素には脇目も振らず、深く掘り下げる。
5,自分で「これはいけそう」という仮説が出たらツリーを書く作業を一旦終える。
6,次に、その仮説を「結論」に置いて全体のストーリーを構築する。
  結論ありきで、不足している要素を埋めていく。
  「結論から考えると」その正しさを検証するのに必要な情報収集や分析をするだけで済むので、
  ムダが省け効率が良くなる。
7,仮説思考だと他の重要な方策を見過ごすのではないか、との不安を言う人がいるが、
  それは間違い。仮説を証明する証拠が集まらず、間違いだと気付くはずだから。

 

 

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