ビジネスの現場が「企画」勝負になって久しいですが、
いつまで経っても「企画書」作りは難しいものです。
キーマンにはとにかく沢山の企画書が集まる訳ですから、
一瞬で読み手に訴えかけるものが無いと、読む前に×が付けられてしまいます。
そこで今日は「ビジネスの文章・メモ・整理達人のテクニック」の「一瞬で読み手に訴えかけるテクニック」より、ライターの岸本明子さんのノウハウをご紹介します。
☆一瞬で読み手に訴えかける!「企画書作りコツのコツ」
1,キャッチーな言葉を日頃から貯めておく。
小説のタイトルや広告コピー等を、端からメモする習慣をつける。
ケータイのメモ機能を使うと手軽で長続きする。
2,場合によってはA41枚にまとめてみる。
華やかさや迫力は無いが、忙しいクライアントには喜ばれる。
盛り込む要素は複数ページの場合と同じ。ただ、それぞれの要素を数行で書き記せば良い。
3,「1枚に言いたいことは1つ」と決めておく。
こうすればシンプルで見やすくなる。
4,「甘え」が無いか見直す。
読み直すと「ここは分かりにくい」「足りない」と言う部分が見えてくる。
意図を正確に伝えるために、余裕を持って見直す時間を確保しておくことが大切。
5,表紙で「ジャゲ買い」させる。
タイトルそのものの他に、企画に沿ったビジュアルを効果的にレイアウトする、珍しい紙を使う等して、
表紙で印象づける。
6,「はじめに」で失速しないよう注意する。
クライアントの期待を裏切らないよう、最初からなるほどと思われる内容を心がける。
そのためには、表紙タイトルと同じくキャッチーな言葉選びにする。
7,「これから起きること」は明確に書く。
この企画を実現するといったい何が起きるのか、そして実現のためにどんなプランがあるのかを、
コンセプトマップ、チャート、写真等でイメージする手助けをし、印象づける。