アナタの巨万の富をもたらす「仕事メモ」の作り方

アメリカの自己啓発系の有名な話に、「100万ドルを生んだメモ」の話があります。
ある大会社の社長が、どうしても仕事をこなせずに悩んでいたところ、話を聞きつけたコンサルタントがやって来て、「これから言うカンタンなことさえ実行すれば、アナタの悩みはたちどころに解消する。もし、気に入ってくれたなら、アナタが価値があったと思うだけの金額を小切手で下さい」と提案したそうです。
話に興味を持った社長は、即座にOKをし、提案を聞いたそうです。
コンサルが語った提案の中身は、「毎日、寝る前に翌日やる大切なことを3つだけ紙に書き出し、それに優先順位をつけて、それだけは何が何でもやり遂げなさい」と言うものだったそうです。
提案を聞いて半信半疑だった社長も、提案を実行してみてビックリ!
仕事がドンドン片づいて、すっかり悩みが会社した社長は、小切手に100万ドルの金額を書き込んだそうです。
要するに、今で言えば、これは「TODOリスト」ですよね。
大会社の社長であれば、一日に本当に大切な案件を3つもかたづければ仕事の7割は片づいたことでしょう。

同じように、寝る前に翌日の仕事メモを作る大切さを説く、日本のコンサルタントに、昨日、取り上げた、壺阪龍哉さんがいます。
寝る前に5分だけ使って翌日の「仕事メモ」を作れば、巨万の富も夢ではないと言います。

 

☆壺阪式翌日やる「仕事メモ」のポイント
1,職場では自分の思い通りにことが進まないことを前提にする必要がある
2,前日に翌日すべき要件に順番をつけて、スケジュール化しておかなくては、すぐに仕事に取りかかれない。
3,その際に、中心となる仕事の管制塔が、「仕事メモ」である。
4,前日寝る前の5分間に、まずはやるべきことを思いつくままに、箇条書きにする。
5,そうすることで、不思議と次第に次の日の仕事のダンドリが見えてくる。
6,メモをする項目は、電話をかける、コピーする、メールする、等、簡単な行動から始めると良い。
7,さらに続けて文書作成、会議や打ち合わせ、プロジェクト推進等と、より重要度の高い仕事を書く。
8,翌日になって、仕事が片づく度に、記入項目を消して行く。
9,仕事メモはA4のわら半紙で十分で、いつも四つ折りにして、ポケットに入れておく。
10、その日のうちに終わらなかった仕事は翌日回しにして、翌日の仕事メモにホチキスで留めておく。

 

たった、これだけのことですが、上の「100万ドルを生んだメモ」に等しい効果があると思います。
残念ながら、大会社の社長と違い、下っ端社員は、たった3つの仕事では済みませんが。(誰かが雑用をやらなくては、仕事は片づきませんよね)

 

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知的生きかた文庫 ↑壺阪さんの本の中では、この本も図が沢山あって使いやすい本です。