西村克己さんは、元もと理系出身のコンサルタントで、
様々なアイデアを凝らした仕事術を考えつく名人です。
今日ご紹介するのは、「ペイオフ・マトリックス」と言われるもので、
成果が大きい仕事を選んで、成果が小さい仕事をやらないための
テクニックです。
意外とそういう切り分けって、できそうでできないんですよね。
しかし、それも、ペイオフ・マトリックスを使うと簡単に実現できるようになります。
西村さんの新刊「「仕事が速い!」人の時間の使い方」から、ペイオフ・マトリックスのポイントをご紹介します。
☆西村克己流「ペイオフ・マトリックス」活用術
1,マトリックスにおいて、遂行が容易であるか、困難であるかを横軸にとる。
2,次に、縦軸にその遂行によって得られる収益が大きいか、小さいかの指標をとる。
3,するとビジネスマンが一番注目すべきパートは、遂行が容易で、収益が大のパート、
左下の所謂、ボーナスチャンスと言われる部分である。
4,そこを素早く見つけてその課題を優先的に実行すれば、少ない時間で大きな成果を上げられる。
5,逆にやってはならないのは、右上の遂行が困難で、収益が小さいパート、
時間のムダと言われる部分です。思い切って実行しない決断が必要です。
6,大切なことは、「やるべきことと、やらないことの判断基準を明確にすること」
7,やらないことが決まれば、その時間を遂行が容易で収益が大きい仕事に割り当てることができる。
8,遂行が容易で収益が小さい仕事は、すき間時間を見つけて片手間に片づける。
9,残った、遂行が困難で、収益が大きい仕事は、投資効果が高く、時間をかけてでもやるべき必要があるなら、
やる決断をする。あくまで、投資対効果で判断することが大切。