大前研一式「一人勝ちベンチャーになるための方程式」

大前研一さんの書籍「ニュービジネス活眼塾」を読みました。
中身は大前さんが運営するアタッカービジネススクールの講義をまとめたもので、ちょっと内容が古いものも含まれていますが、さすがは大前さん、基本的な考え方は全く時代遅れになっていません。
その点は、このスピードの速いITの時代に驚くべき点です。
さて、今日はその本の中で、「一人勝ちベンチャーになるための方程式」をご紹介したいと思います。

 

大前研一式「一人勝ちベンチャーになるための方程式」
1、一人勝ちしている会社は、調達から企画、設計、デザインまで、一社で全部お客さんの面倒を見ている。
2、お客さんの意見にストレートに反応できる組織の会社にする必要がある。
3、最適の場所で、最強の人材で、お客さんのニーズに応える商品をつくる、そういう企業のみが勝ち残る。
4、会社が儲けるために一番大切なことは、収益の方程式をしっかりと認識して管理することである。
5、収益の方程式とは、Profit=(P-C)×V P:価格、C:費用 V:売上個数 
6、利益を沢山だそうと思ったら、価格を上げるか、コストを下げるか、売上個数を増やすしかない。
7、事業で成功しようと思ったら、常に頭の中にこの3つの要素をシュミレーションして判断できるようにしておく。
8、今はガマンして値段を上げずにコストを下げる時なのか、値段を下げてボリュームを増やす時なのか、
 局面を瞬時に読み取る能力が必要とされる。
9、どんな複雑な会社でも、経営はこの3つの要素からなっている。
  コストが決まっている、値段が決まっている、シェアも動かせない、そんな自由度の無い事業は失敗する。
10、「あすなろ曲線」と言って、明日は今日よりきっと良くなるだろうと、計画上では価格と売上を同時に上げ、
 しかもコスト削減に成功という甘い計画を立てる例が多いが、かならずそんな計画は失敗する。

 

 私は、収益の方程式の話が非常に腑に落ちました。
 肝に銘じて自分の事業に役立てるつもりです。

 

 

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↑厚い本ですが、1時間ちょいで読めちゃいます。