吉田たかよし式「時間攻略・集中法」

時間管理の本は沢山ありますが、そのほとんどが「自分の経験」をまとめたものであり、万人に効果があるかどうかはちょっと疑問だったりします。
その点で、吉田たかよしさんが説く時間管理の方法はユニークです。
なぜなら吉田たかよしさんは医師であり、その医学的見地から、脳の構造にあった、時間管理の方法を本にまとめているからです。
吉田さんは、自分で編み出した時間管理の方法を駆使して、NHKのアナウンサー、医師、バイオテクノロジーの学者、国家公務員一種試験合格、国会議員の公設秘書と言う、数多くの仕事をこなしてきたのです。
まるで現代のダヴィンチですね。
さて、そのノウハウはどんなものなのでしょうか?
「脳を活かす!必勝の時間攻略法」から、ポイントをご紹介したいと思います。

 

吉田たかよし式「時間攻略・集中法」
1,集中力を高めるには、15分単位で時間を認識することに慣れることがその第一歩となる。
2,携帯電話のアラーム機能で15分単位でアラームを鳴らし、15分当たりの業績量を把握する。
3,15分単位に慣れるには、15分ごとの集中度を5段階で自己評価することを2週間程度続けてみる。
4,集中している最中に何か要件を思いついたら、大判のポストイットに書き込んで、パソコンの横に貼っておく。
5,大切なことは、ポストイットに書き込んだら、その瞬間にとりあえず全てを忘れること。
6,外出する際には、パソコン横のポストイットを手帳に貼り替える。こうすると外で雑用が片づけられる。
7,アイデアが浮かんだら、ポストイットに書き込み、パソコン横でなく、カレンダーの余白に貼り付ける。
8,溜まったポストイットを集めて並び替えて分析すれば、斬新なアイデアが閃く元資料となる。
9,スケジュールに追われて「そわそわ脳」になるのは脳の無駄遣い。アラームを活用して仕事に集中する。
10,集中して仕事をしたい時は、机の上を整理して、机の周りを暗くして机の上だけ光が当たるようにする。
11,創造的な仕事をしたい場合は、逆に、机の上を雑然とした状態にする。
12,資料の重要部分を目立たせるには黄色の蛍光ペンが一番。黄色は注意を喚起する。
13,ながら作業は全く異なるタイプの作業を組み合わせると効果がある。知的作業と単純作業等。
14,思考力が必要な複数の作業を同時に行うと、効率が格段に落ちるので要注意。

 

 

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