村上一男流「普通のサラリーマンが明日から成功する方法」

村上一男さんの『3つの法則が億を稼ぐ』を読みました。
この本って、実はもの凄く人を食った本で、著者の村上一男さんのプロフィールには、「毎年のように税務調査を受けているが、その実体は明らかにされていない」等と書かれています。
税務署って、他の役所と違って、非常に目敏いところですから、大丈夫なんでしょうか?

 

まあ、他人の心配はおいといて、本の中身は実のところ、プロフィールほど、ぶっ飛んだ内容ではありません。
書名の「3つの法則」というのは、「やるんだと決意すること」「成功したいという気持ちを持ち続けること」「向上心を持って勉強しつづけること」の3つで、割と当たり前の話です。
ただ、村上さんはカイロプラクティックと言う仕事に早くから目をつけ、日本でナンバーワンになり、同時にその専門学校を経営する一方で、不動産や株の投資会社も経営するという、独特の経営嗅覚を持った人で、その経験をもとにしたノウハウには重みがあります。
最近、MBAやリクルート出身者が、投資家を資金を集めて、簡単に株式公開に成功し、お金を儲けた話を本にしているケースが増えていますが、そういう本に書かれている言葉よりは、はるかに実践的で、かつ万人に役立つ内容の本だと思います。
それでは、本書のポイントをご紹介しましょう。

 

☆村上一男流「普通のサラリーマンが明日から成功する方法」
1,単なる勝ち組ではダメ。必ずナンバーワンを目指そう。
2,目標を見失わないためには、自分で目標を紙に書いて毎日確認しよう。
3,人に嫌われても構わない。全てが敵になることはない。
4,女性がビジネス社会で成功するためには、男の行動パターンを知ることが大切だ。
5,仕事にライバルは要らない。ただ、ペースメーカーになる人は見つけておいた方が良い。
6,成功や失敗には理由がある。ビジネスで判断に迷ったら、必ず自分で決断する癖をつけよう。
7,仕事は成功することが大切で、人から好かれることが目標ではない。成功者=人格者ではない。
8,いつも難問を解いている人が、イザと言う時にも力を発揮できる。
9,「ありがとう」「ごめんなさい」の挨拶と感謝の言葉がいつでも言える人がビジネスで勝つ。
10,余裕の無い計画を立てると、実は能率が上がる。
11,仕事は「最後までやり遂げること」と「スピード力」の2点が大切だ。
12,報告、会議、プレゼンは短ければ短いほど良い。
13,ビジネスの現場では本心は簡単に明かしてはならない。
14,モーレツ社員が減った今の時代ほど出世しやすい時代はない。
15,スキルは自分の仕事に必要なものだけあればそれでいい。
16,お客さんの声を聞くのではなく、お客さんになってみる方が効果がある。
17,独立する際は、開業資金は必ず自分で稼ごう。
18,出世できなかったサラリーマンに起業は難しい。
19,フランチャイズに加盟する人は、サラリーマン根性が抜けていない。
20,才能が無い人は、ただただ成功者のマネをしなさい。
21,ビジネスでは臆病は欠点ではない、むしろ長所である。
22,地獄の特訓の効果は一週間しか持たない。
23,愛社精神を持たせるより、コスト意識を徹底させよう。
24,社員は叱るより、プライドをくすぐって能力を引き出そう。
25,頑張っていれば、誰かが見てくれている。
26,全ての仕事は営業から始まる。

 

 

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↑1億で良いから一度稼いでみたいものです。