西山昭彦流「本気ではじめる大人の勉強法」

最近、社会人のための勉強法の本が売れています。
和田秀樹さんの「大人のための勉強法」や山本真司さんの「40歳からの仕事術」等、過去に売れた本はたくさんあり、ベストセラーのランキングにも顔を出しています。
売れている理由は、リストラの不安から正社員でも新しい知識を身につけておかなくては、明日の我が身がわからない、と言う気持ちが背景にあると思います。
昔は学校さえ卒業すれば、もう勉強する必要なんて無かったんですから、時代も変われば変わったものです。
さて、今日ご紹介するのは、立命館大学教授の西山昭彦さんの「本気ではじめる大人の勉強法」と言う本です。
これも、社会人の勉強法の本としては、非常に良い本です。
何が良いって、この手の本の中で一番目線が低くて、一流大学の出身者でない人でもやれそうなノウハウが書かれている点が嬉しいのです。
しかも、実践的で、長続きしそうな、ノウハウが沢山書かれています。
まだ、本屋さんの書棚には並んでいますので、一度お目通しください。


☆西山昭彦流「本気ではじめる大人の勉強法」
1,一芸に秀でたプロになるには9年かかる。
2,自宅に自分の机を持って、どんなに遅くなっても机に座る習慣を付けよう。
3,自宅での勉強のインフラとして、なじみの図書館と書店を家の近所に持ちたい。
4,独学のコツは好きな勉強から始めること。好きなことなら長続きする。
5,ビジネスマンとしての自分の位置づけを行うために、「経済学」はゼッタイに学びたい。
6,勉強のテキストを選ぶ際には、刷数の多いテキストを選ぶと失敗が少ない。
7,正当派の文献からコツコツ読んでゆき、いい本を3冊読めば、ある程度の事は言えるようになる。
8,本を読むときは、ノートをとるより、本にドンドン書き込みを行って、本を汚す方法が良い。
9,サラリーマンの業績は、スキル×モチベーションで決まる。
10,「書く力」をつけるには、社内報から、報告書、小論文まで、とにかく書く機会をドンドンつくる。
11,サラリーマンが講演する機会を持つには、誰にも負けない専門分野を持つことが早道。
12,社外の勉強会では、事務局長をやると見聞が広がる。

 

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↑山本真司さんの「40歳からの仕事術」が少し難しいと感じた方には打ってつけです。