現代版「知的生産の技術」!日垣隆さんの「知的ストレッチ入門」

知的生産マニアと呼ばれる人達がいます。
梅棹忠夫さんの「知的生産の技術」を切っ掛けに、知的生産の道へと入った人達のことで、「知的生産の技術」研究会等という、マニアの会がある位です。

 

ちょっとでも、知的生産性を上げることを趣味とする人は意外と多く、
梅棹さんの著作以外にも、渡部昇一さんの「知的生活の方法」や、立花隆さんの「知のソフトウェア」等が、ベストセラーとなってきた位です。

 

その仲間に入れても良いのでは、と思わせる程のインパクトがある本が、日垣隆さんの
「知的ストレッチ入門」です。
内容はタイトル通り、知的能力のストレッチ、あと一歩、脳の回転を高める方法が、
非常に具体的に書かれていて、参考になります。


それこそ、本の読み方、収集の仕方から、考える方法、書く技術まで、
日垣さんがフリーとして名を上げるまでに、培ったノウハウを惜しげもなく、
披露してくれていて、本の値段なんてあっという間に回収できます!
知的生産マニアは必読の書です!今日は、本書の中から、中核となる「知的ストレッチの基本3原則」をご紹介します。

 

日垣隆さんの「知的ストレッチの基本3原則」
1,インプットは必ずアウトプットを前提にする。
◎これまで知的生産の世界では、情報や知識を100摂取して初めて1割程度のアウトプットができる、と言われてきたが、それはもう今の時代に合わない。インプットとアウトプットの量をイコールにすべし。
◎アウトプットする力を磨くには、周囲の人から質問されたら、必ず「打ち返す」習慣を身につけろ。
◎とんでもない珠でも打ち返すストレッチを続けよう。その疑問に答えようとする努力が肝心なのだ。

 

2,うまくいった諸先輩の方法はドンドン取り入れる。
◎「方法や技術を発見する能力」は、自分が一から生み出すのではなく、盗んだ方が早い。
◎他人が開発した「使える叡智や技術」は、さっさと取り入れてしまうに越したことはない。

 

3,おのれを知る。
◎知的ストレッチを効率的に進めると、深さと幅が変わる。
◎幅は新書や入門書を5冊も読めば身に付き、深さは専門書を読むのが早道。
◎知的ストレッチで、自分の弱点を克服しようとした時、ポイントとなるのは、おのれを知ることであり、
  自分のクセや弱点を良く知り、それをカバーし、得意分野をさらに伸ばしていくことが大切である。

 

 

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↑買ったら必ず3回読み返しましょう。読むたびに発見があるはずです!