究極の手帳術は、他人のために使う時間を極力減らし、自分にとって重要な案件に、時間を割くこと! 野口悠紀雄氏「超手帳法」の教え

一連の超整理法シリーズで有名な野口悠紀雄さんの書籍「「超」手帳法 」を読みました。
本書独自の、新しいアイデアは無いですが、これまでの野口先生のノウハウがよくまとまっていて、面白かったです。

 

とくに感心したのは、「スケジューリングの最終目的は予定表を白くすること」と喝破した点。
野口先生は、続けて、学者仲間で審議会等で予定を一杯にしている学者に、いったいいつ業績を上げる、
研究を行っているのかと疑問を投げかけている点は、面白くかつ耳が痛かったです。

 

私なりの理解では、究極の手帳術は、他人のために使う時間を極力減らし、自分にとって重要な案件に、時間を割くことだと思いました。


野口悠紀雄先生新刊「超手帳法」の3つの教え
◎手帳の使い方・基本哲学
①スケジュールを適切に組むには、長期間を一覧するための道具が必要だ。
②脳を活性化するには、いつでもどこでも書けるメモノートを持ち歩いて「メモ魔」になるのがよい。ここで重要なのは、書いたメモを無くさないためも工夫だ。
③やりたくない仕事を遂行するには、遂行せざるを得ない状況に自分を追い込むのが良い。
 とりわけ、人と約束するのが有効だ。また、仕事を「分解」することも役に立つ。
④ITと紙の連携は、パソコンのデータの一部をプリントアウトして手帳に挟むことが具体的に実行できる。

 

◎不確実性に対する生活の知恵
①何事も余裕をもって行動する。
②所要時間が不確定な案件を先に処理する。
③結果が不確実な作業を先にする。
④予備を作っておく。

 

◎スケジューリングの最終目的は「予定表を白くすること」である。
①効率的に働くために一番重要なことは「用件を選ぶ」ことである。
②とくに幹部の最大の仕事は「重要な仕事が何であるか」判断することである。
③手帳に予定がびっしりつまっているのは、本当に重要な仕事をしていない証拠だ。
④企画書の作成や仕事の研究のためには、集中して作業や勉強する時間を確保する必要がある。
⑤どうしても集中した時間をとれない場合は、年末年始の2週間を使え。

 

 

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↑とにかくビジネスマン、手帳マニアは必読の本です。