橘玲さんがこっそり教える「インフレリスクをヘッジする7つの法則」

バブル崩壊以後、ほぼ15年に渡って続いてきたデフレですが、
景気回復に伴って、やっとデフレ脱出、インフレの兆しが見えてきました。

 

その上、先日ご紹介した藤巻健史さんもおっしゃっている通り、
政府の莫大な財政赤字を解消するにはインフレしかないわけですから、
その意味からもインフレは遠くないようです。

 

そこで今日は、橘玲さんの「「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計」より、「インフレリスクをヘッジする7つの法則」をご紹介します。

 

橘玲さんがこっそり教える「インフレリスクをヘッジする7つの法則」
【原則編】
1、預貯金を取り崩して資産価値のあるモノを買う。
  代表的なものとして不動産が挙げられますが、金等も根強い人気がある。
2、預貯金を取り崩して株式を買う。
  モノの値段が上がると言うことは、商品を売って利益を得ている企業の名目利益も大きくなる訳なので、
  インフレに連動して株価も上昇していくはず。
  製造業、流通業、不動産業等の株式を保有しておけば、インフレリスクをある程度ヘッジできるはず。
3、円預金を取り崩してドル預金をする。
  ハイパーインフレでお金の価値が下がると言うことは、当然、為替は円安になる。
4、住宅ローンでも教育ローンでも信用取引でも商品先物でも何でもよいので、とにかく借金をする。
  インフレでは借金の実質負担は軽減されていくので、負債が大きければ大きいほど有利になる。
【実行のポイント】
5、過剰なインフレ対策をする必要は無い。本格的なインフレ対策は物価が上がり始めてからで十分。
  インフレへの転換点を当てることは、プロのエコノミストでもできないので、試しても無駄。
6、インフレリスクをヘッジするにしても、流動性の高い資産を利用すべき。
  予想に反してデフレが続けば地価や株価は下落し、不況下の円高が進行する可能性があるので、
  その際に素早く資産を売却できないと取り返しのつかないことになる。
7、貯蓄性の生命保険は利用しない。
  老後に備えて個人年金等に入っても、20~30年後に決まった額の年金を受け取ると言うタイプの商品は、
  インフレに対して全く無力なので。

 

 

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↑庶民のための「世の中の本当の仕組み」の本です。