佐々木俊尚さんの3時間で専門家になる「インターネット情報収集術」

インターネットを使った情報収集と言うと、
どちらかと言うと、ネット中毒や時間ばかり喰ってゴミばかり、
等のネガティブな印象が最近は強いですが、
そういう声にNO!と言うのがジャーナリストの佐々木俊尚さん。

 

佐々木さんによるとインターネットがある現在こそが情報収集の最高の時代であり、
ネットを使えば「3時間で専門家になる」ことも夢ではないそうです。

 

そこで今日は、佐々木さんの書籍「3時間で「専門家」になる私の方法 」より、インターネットから上手に情報収集する方法を、ご紹介します。

 

佐々木俊尚さんの3時間で専門家になる「インターネット情報収集術」
1、インターネットのソースは大きく分けると以下の4つに分かれている。
  ①新聞記事・雑誌記事等オフィッシャルなデータベース
  ②一般のウェブサイト
  ③個人や企業のブログ
  ④2ちゃんねる等のネット掲示板の書き込み
2、①から④へと進むにつれて情報の信頼度は下がり、しかし逆に情報のディープさは濃くなる。
  ①の新聞記事は情報の信頼度は高いが、ディープな記事は少ない。
  逆に④の掲示板書き込みは情報信頼度は低いが、ディープな情報は多くなる。
3、さらに言えば、①から④へと進むにつれて、書かれた文章が対象としている読者は、
  一般大衆からごく狭い範囲へとどんどん絞り込まれていく。
4、それらの認識をもとにすると、情報の収集は、①から④へと順に進めて行くのがよい。
5、理由は①自分のまったく知らない分野のことについては、情報の真贋を見極めにくい。
  だから情報の信頼度が高い新聞は入り口として最適である。
6、理由②その分野のリテラシーが無いのならばいくらディープな情報を仕入れても、その情報の凄さや面白さ、
  有用性を判断できない。ディープな情報を集めるのは、、きちんとその分野の全体像をとらえてからでも遅くない。
7、新聞記事データベースは、時系列で何が起きたか一目瞭然になっているため、その分野で過去起きたことが、
  どのような歴史的経緯をたどったのかをきちんと調べることができるようになっている。
8、数ある新聞記事データベースの中でお勧めは、「日経テレコン21」である。
  日経4紙の1981年からの過去記事が検索でき、全文を読むことができる。

 

 

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↑ネットリテラシーを磨く本としては第一級です。