経営戦略関係の本は数ありますが、
「戦わない」ことこそが、中小企業経営の本質だと提言するのが、
経営コンサルタントの浜口隆則さん。
今日は、浜口さんの「戦わない経営」のための、
ポジショニングマップの作り方を、浜口さんの著書「戦わない経営」より、
ご紹介します。
☆浜口隆則さんの「戦わない経営のためのポジショニングマップの作り方」
1、競合相手をリストアップする。
自分のビジネスの競合となりそうな相手の名前をどんどん書き出していく。
出つくすまで書き出す。
2、一通り競合相手を書き出したら、「代替商品」の競合相手も書き出してみる。
代替商品とは、直接的には同じ業界ではないが、お客さんの同じニーズを満たせる商品のこと。
3、競合相手の特徴をリストにして書き出す。
それぞれの競合相手が持っている商品やサービスの特徴を、できるだけ沢山書いてみる。
思いついたことをどんどん書いていく。思いつきでかまわない。
4、困ったら、「なぜ、お客さんがその商品やサービスを利用するのか?」を想像しながら、
書いてみる。
5、各グループが持っている商品やサービスの特徴を比較できるように表にする。
3で書いた特徴を見て、比較する特徴の項目を考える。
6、次に「ポジショニングマップ」の下地を作る。
7、まず比較項目の中で最も違いがあるものを2つ選び出す。
そしてそれらをタテヨコの2つの軸で表現する。
8、下地ができたら、いよいよマップ化する。
比較表の特徴を見ながら、それぞれの競合が、マップのどの位置にいるのかを考える。
9、「だいたいこのあたり」で大丈夫。詳細がわかったら、後で修正・改良する。
10、まずはどんどん書き込んでみることが大切。