「レバレッジ勉強法」著者が教える「レバレッジ情報整理術」

レバレッジ・リーディング」や「レバレッジ時間術」等のヒット作で有名な本田直之さんの著書「レバレッジ勉強法」を読み直しました。
久々に読んだのですが、おそらく、シリーズ最高の出来栄えです。

 

論理性がしっかりしていて、方法論が非常に納得できますし、
かつ、それゆえに、高い効果が望めそうです。

 

そこで今日は、「レバレッジ勉強法」より、本田さんのレバレッジの効いた「情報整理」の奥義をご紹介します。

 

☆「レバレッジ勉強法」著者が教える「レバレッジ情報整理術」
1、情報には、テレビ・新聞・ウエッブ等のフロー型情報と、ビジネス書や人の話等のストック型情報がある。
2、フロー型情報はインプットが肝要で、そこさえ押さえておけば問題がない。
3、ストック型情報はインプットの後、自分の知識として保存する作業が必要となる。
4、ストック型情報の整理術は、以下の2つのステップが必要となる。
5、ステップⅠ レバレッジメモを作る。
  ①人の話 聞きながらインプットした情報はランダムにメモする。
  後で見直しながらノウハウを抽出し、パソコンに入力してレバレッジメモにする。
  ②ビジネス書 レバレッジ・リーディングで必要なところだけ読み、線を引く。
  線を引いた所をパソコンに入力し、A4のレバレッジメモにする。
  ③雑誌 必ず最新号を、発売直後に読む。また、1冊全部を読んではいけない。
ピンポイントで読み、良いと思ったページ・必要と思ったページは破って取っておく。
  本体はすぐに捨て、決して溜め込まない。
  ④ウェッブ情報 面白い情報、必要な情報、良い情報を見つけたら、コピーして自   分のアドレスに、メールを送る。メーラーの中に落とし込む。携帯にメールする。
6、ステップ1のポイントは「ていねいにやらない」こと。
  流して作業し、レバレッジメモが出来たら、次の作業=分類に入る。
7、ステップⅡ レバレッジメモを3つに分類する。
  ①統計データになるもの 話のネタ、ミーティング、レクチャー等で役立ちそうな情報のレバレッジメモは、統計データとして保存する。PC上で保存すると同時に、プリントアウトをA4のファイルに入れておく。
  ②シェアするもの 部下や会社のスタッフ、取引先と共有し、レバレッジがかけられそうな情報は、PCとA4のファイルに保存すると同時にシェアする。
  ③時間が余ったら読むもの ステップⅠで見つけた「単純に面白そうなもの」は、とくに整理せず、クリアフォルダーに入れておき、暇な時やスキマ時間に読む。
    一読して必要だと思ったらレバレッジメモに「昇格」させても良いが、ほとんどは捨てる。
8、ステップⅡのポイントは、「ファイリングしない」こと。
  A4ファイルの分類は、「データする」「シェアする」「時間が余ったら読む」の3つだけで、いずれも放り込むだけでOK。
9、ファイルした情報は、定期的に見直して捨てることも大切。
  

 

 

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一読の価値ありです。



勝間和代さんの「金融でしっかり儲ける10のステップと方法の5原則」

「無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法 」や「決算書の暗号を解け!」等でヒット連発していた頃の勝間和代さんの名著に「お金は銀行に預けるな」があります。
非常に刺激的なタイトルで、やはりベストセラーになりました。

 

内容は、普通の人がよりリスクを少なく、確実に自分の資産を運用するための
ノウハウが一から易しくかつ具体的に書かれています。

 

今日は、同書より、勝間さんの「お金を儲ける10のステップと方法の5原則」を、
ご紹介します。

 

勝間和代さんの「金融でしっかり儲ける10のステップと方法の5原則」
【金融で儲ける10のステップ】
ステップ① リスク資産への投資の意思を固める。
ステップ② リスク資産に投資する予算とゴールを決める。
ステップ③ 証券会社に口座を開く。
ステップ④ インデックス型の投信の積み立て投資を始める。
ステップ⑤ 数ヶ月から半年、「ながら勉強」で基礎を固める。
ステップ⑥ ボーナスが入ったら、アクティブ型の投資信託にチャレンジ。
ステップ⑦ リスクマネジメントを学ぶ。
ステップ⑧ リターンが安定したら、投資信託以外の商品にチャレンジ。
ステップ⑨ 応用的な勉強に少しずつチャレンジ。
ステップ⑩ 金融資産構成のリバランスの習慣をつける。

 

【金融で儲けるための方法の基本5原則】
第1原則 分散投資分散投資分散投資
 分散投資をすればするほど、リスクが下がり、リターンが安定する。
第2原則 年間リターンの目安として、10%はもの凄く高い。5%で上出来。
 歴史的に見て、年利のリターンは押しなべて5%あるかないか。5%のリターンで10年経てば1・6倍になる。
第3原則 タダ飯はない。
 年利30%、40%と言う金融商品はあるにはあるが、逆に言えばそれだけのリスクがあると言うこと。
第4原則 投資にはコストと時間が必要。
 リターンの平均値5~10%から、情報収集コストを捻出し、さらにコツコツと勉強する必要がある。
第5原則 管理できるのはリスクのみ。リターンは管理できない。
 相場を予測することはできない。決定できるのはリスク量のみ。

 

 

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↑とにかく読みやすく、実践的でさすが勝間さん!の本です。



勝間和代さんの「時間投資マトリックス」活用時間術

かつてのベストセラー「無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法」の著者・勝間和代さんの続刊「無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法」を読みました。
ビジネス書が売れる激戦区=時間術がテーマですので、期待して読んだのですが、期待通りでした。

 

勝間さんの時間術の極意は、自分の持ち時間を「時間投資マトリックス」を使って、
4つのパートに分類し、「投資の時間」を1時間でも多く確保して、自分の生産性を上げて行く点にあります。

 

今日はそのノウハウを「無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法」よりご紹介します。


勝間和代さんの「時間投資マトリックス」活用時間術
1、まず自分の時間の使い方の現状を「時間投資マトリックス」を使い、4つのフレームに分類する。
2、4つのフレームは、緊急度と重要度を軸にとったマトリックスで、
  ①緊急かつ重要な「消費の時間」、②緊急だが重要でない「浪費の時間」
  ③緊急でないが重要な「投資の時間」、④緊急でも重要でもない「空費の時間」に分かれている。
3、いちばん大切な時間は「投資の時間」で、「学習・スポーツ・団らん」等が具体的な事例です。
  ここに効率的に投資できるかどうかで、「消費の時間」の生産性が大きく変わってしまう。
  時間管理改善の最も大切な基本は「投資の時間」をどう確保するかにかかっている。
4、次に大事な時間が「消費の時間」で、具体的には「仕事の打合せ・営業・プロジェクトの実行」等です。
  私たちの生活の基盤になる部分で、この時間が充実している人ほど、幸福感が高い。
5、3番目が「浪費の時間」で、時間的な制約は大きいけれども、見返りが意外と小さい時間。
  「通勤時間・無駄な会議・今日のドラマ・飲み会」等で、この時間が多いと「やらされている感」が、高まり、幸福感が小さくなる。
6、最後が「空費の時間」で、具体的には「飲酒・喫煙・暇つぶし・無駄話」等。
  いくら「時間が無い」と思っていても意外とこの時間に費やしている。
7、一般的な人は、「消費」に60%、「浪費」に20%、「空費」に15%、せいぜい「投資」に5%費やしている。
  理想は「消費」に50%、「浪費」に10%、「空費」に10%、「投資」に30%にしたい。
8、そのためには、
  ①いい人であることを止めて、「浪費」の時間を20%から10%に減らす。
  ②時間をシフトする。例えば、「浪費」の時間である通勤時間にオーディオブックで勉強する等して、「投資の時間」にシフトする。

 

 

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↑時間本の中でもとくにお勧めの本です。



不動産投資でアナタもオーナーになれる!「物件選びコツのコツ」

最近ビジネスマンの間でブームを呼んでいるのが、
マンションやアパートの不動産投資です。

コロナ禍で意外ではありますが、背景に金余りがあり、人気が出ているようです。

 

そこで今日は、「不動産投資でオーナーになる」より、不動産オーナーを目指すアナタのために、物件選びのコツをご紹介します。

 

☆不動産投資でアナタもオーナーになれる!「物件選びコツのコツ」
1、最初に価格と構造を決め、自分流の基準を明確にしておく。
  木造、鉄骨構造等、ローンの借り入れ期間は構造で決まる。
2、資料を見る時のチェックポイントは8つ。
  ①販売価格・利回り、②地図、③所在地、④構造、⑤権利、⑥建蔽率容積率、⑦総戸数、⑧築年月
3、都市圏と地方に分けて、立地条件を考える。
  都市圏は駅から徒歩圏、地方は駐車スペースが十分にあること。
4、建物は見た目ではなく、構造で選ぶ。
  ローンを組むなら、鉄骨造りか、鉄筋コンクリート造りのマンションがいい。
5、家賃は需要と供給で決まる。家賃相場が下がらない地域を選ぶことが大切。
  将来的に安定した家賃収入が得られるかと言う視点で選ぶ。
6、室内設備が最新である必要はない。
  ①部屋の広さ20平方メートル、②室内洗濯機置き場、③エアコン、④床がフローリング
7、必ず現地で物件を確認する。
  ①治安はいいのか、②ポストや階段等の共有部分はキレイ?、③ゴミ置き場はどこ?、④レンタル店は?

 

 

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↑不動産投資の仕組みが図解で一目で分かり、とても便利です。



「チームハックス」著者・大橋悦夫さんのアイデアを3倍生み出す「チーム発想術」

現代あらゆる職種のビジネスマンにイデアが求められる時代
ですが、求められるアイデアの量が多すぎて普通の手段ではおっつきません。

 

そこで、一人の知恵より、文殊の知恵とばかりに、他人の知恵も借りてはどうか、と言うのが、「チームハックス」著者の大橋悦夫さん。

 

複数の人間の知恵をうまく融合することで新しいアイデアを生み出す訳ですが、
これはこれで結構、言うは易く行うは難しです。

 

そこで今日は、そのノウハウを大橋さんの著書「チームハックス」より、
ご紹介します。

 

☆「チームハックス」著者・大橋悦夫さんのアイデアを3倍生み出す「チーム発想術」
1、アイデアは他人に引き出してもらうもの。
  自分一人で考えても限界があるが、同僚等との会話からヒントが得られたり、会話の流れから自分で、
  答えを見つけ出せてしまうこともある。
2、ブレインストーミングは少人数で行う。
  アイデア会議はテーマに分けて、1テーマにつき2人1組でブレインストーミングする。
  会議で発言しない人もいなくなり、アイデア作りの効率が飛躍的に上がる。
3、文字情報にこだわらずイメージを共有。
  アイデアのイメージ共有は文字情報にこだわらず図示することが有効である。
  ホワイトボードを使うことがお勧めで、言語化する以前からイメージを共有でき、他のメンバーと、
  加筆しあいながら議論を深められる。
4、問題を検討する会議は、「どのようにすれば~か?」と言う質問形式で話し合う。
  人は、ものごとを問題としてイメージすると、それを永遠の課題と無意識に決め付けがちである。
5、あえて未完成形の図案付きプランを複数提示する。
  上司やクライアントには敢えて未完成プランを複数見せることで相手のイメージを具体化させやすく、
  完成後に修正する無駄も無くなる。
6、「雨の日」リストを作る。
  雨で外出しにくい日や急な仕事のキャンセルに備えて、リサーチ作業や資料整理すべき事柄等を、
  リスト化しておく。
  そんなリストを作ることで、時間を無駄にせずすぐ取り組めるようになる。

 

 

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↑共同作業の「ハックス」と言う点がユニークな本。一読の価値ありです。



カリスマ編集者・石原正康さんの「手帳術」

幻冬舎編集最高責任者石原正康さんの名編集者ぶりは、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも紹介されたほど。
その石原さんの編集者として成功する秘訣のいの一番が、「約束を守ること」だそうです。

 

石原さんはそのモットーを守るために、手帳を上手に活用されて成功しています。
今日はそのノウハウを「人生を変える手帳術」より、ご紹介します。

 

☆カリスマ編集者・石原正康さんの「手帳術」
1,どんな人との約束であってもきちんと守ること。そのために約束したら即、手帳に書くこと。
2,相手が言ったこと、頼まれたこと、約束したこと、それらを全部、手帳に書き留め、守る。
3,手帳は肌身離さず持ち歩きいつでも開けるようにしておく。
4,書き込むときは要点のみをすばやく書き込む。
5,お酒の席ほど油断することなく手帳を手元に置いておく。
6,手帳を読み返して現在・過去・未来を振り返る。
7,スケジュールを書き込むときは、できるだけスケジュール帳の中でその時間帯に来るように書く。
  そうすることで時間の使い方、流れがサッと目に入る。
8,約束や相手の言った言葉まで即座にメモする。
  ざっくばらんな時でもいつでも企画のヒントを考え、思いついたことをメモする。
9,1日最低2,3回は手帳を見返し、自分の仕事のバランスをチェックする。

 

 

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堀紘一さんから、米山公啓さん、佐々木かをりさんまで、多くの著名人のノウハウが詰まっています。



新・知的生産の技術 デジタル時代の「切り抜きデータベース術」

大昔から情報整理と言えば、新聞の切り抜きが基本でした。
が、最近はインターネットの普及で、新聞切り抜きの価値は大きく下落しました。

 

しかしながら、それでも新聞の切り抜きには価値がある、と言うのが、
知的生産の技術研究会の竹内元一さんです。

 

「自分の関心事、テーマを見つけるのに意味がある」そうです。
竹内さんの「デジタル版「知的生産の技術」」より、ポイントを抜き書きしましたので、チェックしてみてください。

 

☆新・知的生産の技術 デジタル時代の「切り抜きデータベース術」
1、誰でも新聞記事データベースが使える時代になったので、新聞記事の引用を主体とした企画書作成等の、
  知的生産には大きな意味が無くなった。
2、今、新聞の切り抜きを行う意味は、「自分の関心事、テーマを見つけるため」である。
3、自分の関心事、テーマを見つけるための新聞の切り抜きの具体的な方法は、
  ①新聞でも雑誌でも構わないので、自分の何となく気になる記事を切り取ってみる。
  ②日付と媒体名を記入して、箱にでも放り込んでおく。
  ③この目的のためには、欲張って余り数多くの記事を切り抜かない方がいい。
4、表計算ソフトのシートの中に、一記事、一行で整理する。
  入れるデータは、年、月(日は要らない)、キーワード、記事の要約、これだけ。
5、入力が終わった記事は、捨ててもいいが、せっかく切り抜いたので、A4のファイルフォルダに入れて、
  期限1年で保存しておく。
6、表計算ソフトに入力した記事のリストは、時間順に並んでいて、全てが一行に要約されている。
  これらのデータは何らかの理由で自分が興味を持った情報が時間順に並んでいる。
  記事の一つ、一つは「点」の情報でしかないが、時間の流れに沿って、「線」の情報に変わっていく。
7、次に先ほどのデータから、有る特定のテーマの記事情報を、コピー&ペーストして、別のシートを作ってみる。
  このデータを見てみると、何となく気になって切り抜いたものが、どんなテーマにまたがっているか、
  どんな情報が時間順に並んでいるかが、明らかになってくる。
8、以上の過程を経て、自分の関心がある分野、テーマがはっきりしたら、記事データベースを活用して、
  より深い知的生産を実行できるようになる。

 

 

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↑以前の本ですが、今でも役立つ知的生産のネタが数多く詰まっています。