30代でセミリタイアを目指そう!勝島式・株式投資の極意

タイトルにつられて書籍「株と不動産で年収10倍!30代で経済的自由になろう」を読みました。
セミリタイアものは最近結構ありますが、タイトル倒れで、肝心の儲けの話の中身が薄い本が多く、この本も余り期待していなかったのですが、結構、納得感があって、面白い本でした。

著者の勝島さんは、株式投資で食べていこうと決心して、異業種から株式運用業界に転職した人で、投資の手法は非常にロジカルで納得感が高い上に、何よりいいのは、シンプルな所です。
株式投資の本で、複雑な話をされると、とても真似できないと、ついていけなくなるので、本書はその点でとても参考になりました。

以下に、勝島さんの投資手法のポイントをご紹介します。
株に興味のある方はぜひ、チェックしてみてください。

 

☆30代でセミリタイアを目指そう!勝島式・株式投資の極意
1,長期間の株価チャートを見て、まずは大きな相場の流れを確認する。
2,具体的には月足のチャートを1990年頃から確認する。
3,ポイントは長期的な上げ相場の株を狙うこと。
4,1990年をピークに下落し、1998年~2003年にボトムを付け、上昇に転じている銘柄を狙う。
5,基本的にファンダメンタルは重視しない。見るのは、倒産するかしないかだけ。
6,ニュースは見ない。追いかけない。
7,当然、アナリストの話も参考にしない。
8,売買する銘柄は東証一部のみ。
9,保有銘柄は最大で25銘柄程度。売買候補銘柄でも50銘柄程度にする。
10,保有期間は平均3~6か月程度。買値から30~60%上昇すれば売却。
   買値から100%上げていれば、1か月以内でも売却する。
11,買う時は分割して買う。そして、値動きが小さくなり、出来高が減少してきたら売る。
12,売却する時は一括もしくは分割。値動きが荒くなり、出来高が増加してきたら売却する。
13,株式運用にあてる時間は1日当たり平均して1時間程度。
14,常に余裕資金を平均して40~60%持つようにする。

 

 勝島さんは、長期的な株価チャートの確認に、「月足30年」(投資レーダー)を使っているそうです。

 

 

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↑小一時間位で一気に読めちゃいますが、中身は決して薄くはないです。