「年間10%以上の利益は難しくない!」金子一広さんの「株で稼ぐコツ」

金子一広さんの著書「65歳までに1億貯める人生設計術」は、タイトル通りに、65歳までに1億円貯めると言う、非常に挑戦的な内容の本です。

 

運用の中心となるのは、株式投資
「年間10%以上の利益を出すことは難しくない」と言い切るのですから、
一般の投資指南書を超えた、もの凄い内容の本です。

 

今日は、ぜひ、その投資力にあやかりたいと言う人のために、
同書より、「株で稼ぐコツ」をご紹介します。

 

☆金子一広さんの「株で稼ぐコツ」
1、買った銘柄の目標値を最初に決めておく(買った時点で売り指値をしておくこともある)。
  買った銘柄が上がりだすと、欲が出て、売り抜けできなくなるから。
2、買った銘柄が下がってきた場合、東証1部市場の銘柄なら10%下がったらロスカットする。
  東証2部や新興市場の場合は、20%下がったらロスカットする。
3、20%以上から70%位まで上がったところで、必ず一度利益確定する。
  下限20%は、最低年間利回り、上限の70%は最高値利益確定の出やすいゾーン、との判断から。
4、同銘柄の売買を年に何回か繰り返す。
  同銘柄の売買は、癖や株価の見極めが、長く付き合っている分、分かりやすいと言う利点がある。
5、チャートやテクニカル指標等は基本的に無視して買うが、多くの投資家が指針としていることは、
  否めないので、「売られすぎ」「買われすぎ」の場合のみ、目を通す。
6、銘柄選定の際は、最低でも解散価値、数年分のPERとPBRの3点セットに目を通す。
  企業の基礎的価値がわかるから。
7、相場のトレンドは東京株式市場だけでは決まらない。必ず、欧米市場の株価と、寄り付き前の、
  外国人動向を見てから投資スタンスを決める。
  東証は6割の外国人売買がなされる市場なので、グローバルな株価確認は必要不可欠。
8、専門誌等の情報には、過度に耳を貸さない。
  確固たる根拠の無い情報に左右されていては、自分で考えるという株式投資本来の原則が成り立たない。
9、仕手株は年に1,2度程度しか売買はしない。
  値動きの良い仕手株は、はまりだすと、常時こういった銘柄しか売買しなくなるという側面がある。
10、利益の出た金額は年に何回か現金化する。
  この作業をしないと、株の売買は単なる数字のやりとりに思えてしまう。
11、株価大暴落時は絶好の買い場とする。その際に買う銘柄は、業績の伴った優良企業のみ。
  株価暴落すると全体的に換金売りが出るので、優良企業でも理由なく株価は暴落する。
12、倒産企業の株は、寄り付き買いを大量に入れて、その日に売値も決めて即転する。
13、ブランド名よりも確かなグローズ企業に優先投資する。
   「精密」「バイオ」「環境」「資源」「通信」等の企業から、株価が大化けするものが出るのでは。
14、非の打ちどころのない企業や安定企業のみ、株価が上昇するわけでないことを知る。
   市場は人気投票。投資家が目を向けないのなら、たとえ優良企業でも敬遠する。
15、株価は投資家が付けるものであり、アナリストに過度の信頼をしない。
  格付けばかり気にした投資は、他力本願的な投資になるので避ける。
16、買った銘柄の出来高だけは毎日見る。
  出来高が多いということは、株価を抜きに考えても市場での人気が高いことを意味する。
17、自分のポートフォリオを作成する。
  セクターの分散投資をすることで、相場における安全運用はある程度、維持される。
18、信用取引を用いて、レバレッジを利かせて売り買い両方できるようにする。
  ヘッジのかからない相場は、定期的な利益は出ない。
19、相対収益と絶対収益のうち、常に絶対収益に重きを置くこと。
20、株を買ったら、最小単位でも株主としての権利を主張する。

 

 

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↑なかなか類書にない情報が入っている点で注目すべき本です。