泉田豊彦さんの「手帳を自分の頭脳に変える 薄い手帳術」

日本人なら誰でも持っている手帳ですが、
これの使い方ひとつで生産性が大きく変わるので、
手帳の使い方は非常に重要です。

今日は、薄い手帳を上手に使って、自分の脳の変わりをさせ
クリエティブな生産性を上げている実例を、
田豊さんの「仕事を楽しむ〈技術編〉」より、ご紹介します。

 

☆泉田豊彦さんの「手帳を自分の頭脳に変える 薄い手帳術」
1,コスモプランの手帳についている年間スケジュール表と、パイロットから発売されている
  薄手の項目罫のメモ帳を手帳カバーに挟んで、10数年来使っている。
2,筆記用具はパイロットの2+1の5000円のものを使っている。
  適度な重みがあって、ピタッと人差し指と親指の間に収まるのがよい。
3,コレトの項目罫は40ページ分で1冊130円。
  これを年間20~30冊使う。背広のポケットに入り、薄手で軽いのが気に入っている。
4,使い方は、日付順に前からメモしていく。
  長期に保存する必要のない事柄はメモ帳の後ろから書く。
  そして、約束を果たしたものには終わりの印をしていく。
5,前からメモして、後ろから書いて、ぶつかったところで、1冊は終わり。
  裏表紙がもったいないので、かかった交通費を記す。
6,仕事が多忙になるほど、後ろからのメモのほうがふくらんでくる。
  それを見て自分の仕事量がわかり、自分をほめ、励ます材料になる。
7,使い終わったメモ帳は、使用期間を明記して、年度ごとにバインダーに綴じて整理をしている。
8,メモする際には、キーワードを書くだけではなく、詳細もらさず書くようにしている。
  メモを見てすぐに思い出せなければダメ。
9,基本は何でも書くこと。ひらがな主体でOK。
  何回も繰り返される長い単語は、イニシャルを○で囲み、記号にすると良い。
10,会議での話、営業先での話、同僚との話から始まって、テレビや雑誌、新聞から得た情報まで、
  何でもこのメモ帳に記す。
11,取り終えたメモは、なるべく早いうちに読み直す。
  このとき、キーワードになる言葉に赤のボールペンで、アンダーラインを引く。
12,1日に何回も手帳を取り出すので、そのついでに、少なくとも、3~4回はアンダーラインに
   目を通す。これで、かなりの数のキーワードが頭に入る。
13,アンダーラインをしたキーワードだけを別のノートに分類して書き出し、
  索引を作っている。
14,この項目を仕事内容に合わせて分類し、日付と情報提供者の名前を書いておく。
  最近ではこれも溜まったので、パソコンを使用し、情報の検索ができるようにした。
15,メモ帳は現在では380冊溜まり、仕事の日記帳になっている。
  何か困ったことがあるときには、メモ帳を引っ繰り返して、使える情報がないか探すことにしている。
  分類の違う思いがけないところから情報が飛び出してきて、役立つことが多い。

 

仕事を楽しむ〈技術編〉