森清 実務派「多ノート使い分け」のススメ

森清さんの「仕事術」を読みました。
最近よくあるコンサルタントの仕事術とは違い、
長く工場で働いた経験を持つ森さんならではの、
非常に現場感覚の強い原稿で、大変面白かったです。

 

とくに面白かったのは、ノートの使い方の部分。
最近は仕事もプライベートも、同じ1冊のノートで済ませる方法を説く本が多いですが、森さんは多ノート派で、仕事の中身に合わせてノートを使い分けている話が興味深かったです。

 

それでは、多ノート使い分けのノウハウを下にまとめてみましたので、
チェックしてみてください。

 

森清 実務派「多ノート使い分け」のススメ
1,ノートは2冊用意して、公と私を分けて時系列で書いていく。
2,電話の記録も会議の記録も同じ公のノートに書く。
3,ノートは、見開きの右ページを主に使い、左ページには右ページの補足やそれに関連した自分の考えを書く。
4,右ページを主に使う理由は、取材時に2つ折りにした際や、机の上でも右ページが使いやすいから。
5,整理する際に書き込むのは左ページで、そのページはまとめにも使う。
6,左ページの中央寄りには右ページの内容に対応する小見出しをつけておく。後で見やすくなる。
7,記入には三色ボールペンを使い、事実の記録には黒を、自分の考えには青を、処理方法は赤を使う。
  重要なことには赤線を引き、丸をつけることもある。
8,視力が落ちて、青と黒の見分けがつきにくくなったら、緑を使うと良い。
9,考えの整理と構成の工夫には構想ノートを使う。A4判のノートで、考えをグループしたりするのに使う。

 

 

f:id:earlyworker:20220114024017j:plain

↑これもある種の現場力の本です。