マッキンゼー流時間管理の極意

マッキンゼーのシニアエクスパートで、元早稲田大学教授、人事院総裁川本裕子さんは、一方で家に帰れば、2人の子供を持つ、1人4役のスーパーウーマンでした。
極めて限られた時間の制約の中で次々と成果を上げていくその仕事ぶりは各界の賞賛の的で、そのノウハウを本にまとめることを待ち望まれていました。
やっとそれが本の形になったのが、「川本裕子の時間管理革命」です。
タイトルどおり基本的には時間管理のノウハウを中心に、川本さんオリジナルの仕事術が数多く語られています。
今日は、その中から、エッセンスをご紹介したいと思います。

 

マッキンゼー流時間管理の極意
1,自分の抱えている仕事の問題点と解決策をいつ聞かれても200字で答えられるように、準備しておく。
2,問題解決の近道は、まず仮説を立ててみて、それが正しいかどうか検証しながら思考を進めることである。
3,時間管理のコツは、「出口から考える」こと。仕事に優先順位を付け、本当に重要な仕事に集中すること。
4,考えられる問題点を全て紙に書き出して、全体感を掴んでから課題を考えると解決策がうまく見つかる。
5,問題点を整理する時は、漏れがないことと重複がないことを確認することが大切。
6,事実や情報を分析する時は、他の要素と比較することが非常に大切である。
7,時間管理は「積み上げ式」より「総量管理」の方がうまく行く。
8,時間当たりの給与+その他のコスト=自分コスト。自分コストを常に意識することが大切である。
9,優先順位が不明確な場合は、時間とインパクトの関数を紙に書いてみると、よく判断できる。
10,時間の使い方が上手くなるためには、試行錯誤と失敗を活かして、自分なりのルールを作ることが大切だ。
11,時間を有効利用する基本は、自分が決めた時間割を着実に守っていくこと。これ意外に道はない。
12,時間が空いた時に何をいつまでにやらなくてはならないかを書き出したデューリスト」を作ると良い。
13,スケジュール帳に色を塗ってみると、スケジューリングが楽しくなる。
14,どれだけの時間や手間をインプットして、いつどれだけアウトプットを出すか、いつも意識しておく。

 

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↑時間管理本の名著です。